斜めから見ても飛び出す絵、凸版印刷が開発

凸版印刷は12日、裸眼で見ても立体感がある印刷物を作る技術「ステレオ印刷ポップアップ3D」を開発したと発表した。画像の上に細かな凸レンズを並べて裸眼で見ると奥行きを感じる画像になる技術を進化させたもの。3次元CG(コンピューターグラフィックス)で描かれた画像に加工を施し、レンズを通してみると、画面からキャラクターなどが立ち上がって見えて来る=写真。

 従来のステレオ印刷は、正面から見た場合がベストな位置となっていたが、「ステレオ印刷ポップアップ3D」は、斜めから見ても立体に見えるため、店頭に掲げたり床面に敷く広告シート、本の表紙などに活用できる。価格はA4サイズを1000枚作成した場合で1枚1000円程度になる見通し。立体視向けCG制作には別に費用がかかる。08年度中に10社程度の採用を見込む。

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斜め下から見たらパンツが見える立体映像はまだか?
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200802130040a.nwc