RD潜脳調査室 割り切れないのは割り切れない

すげえいい話だった
計算することが非合理的な小数点以下の数字をどこまで計算し続けるのか…が才能であり愛である…
脳天に突き刺さるような言葉である
もう最近はゆとりというかなんと言うか、円周率=およそ3とか言う時代になってきたと今更ながら実感してしまいます。
それは自分の仕事にも言えるのですが、一枚一枚セルに手で塗っていた時代のアニメを見るとひしひしと感じます。
フィギュアの世界も原型から量産品になる課程でものすごい劣化が生まれるのですが(昔の中国の工場はもっと精度が高かった)
それをみてもマニアの人間にしか気がつかないのか誰も気にしない。
これ以上精度を追い求めると採算が合わないし、気にする人間は購入者の中でもごく少数でしかないので、ポイントだけ押さえればで十分…という仕事の仕方になってしまい
とたんに興味を失ってしまうことがあります。
好きというだけで仕事が出来るほどの情熱も体力もどっかに忘れてきてしまいました
そり5年前と比べると発注数量は半分以下、中国人の人件費も石油も値上がりしたのだから昔と同じようには仕事できるはずありませんよね


そんな感じで
もう仕事に理想を追い求めるのはすっぱりあきらめてやりたいことはプライベートでしよう…と思っていたはずなのに、そのプライベートでも手抜きをするようになってきた昨今、小数点以下切り捨ての話に堕落しきった自分の緩みきった腹筋を深々とえぐられたのでした。


堕落ポイントは一度増えるとどんな奇跡でも消すことができないのです。