中折れ仕掛けているアニメ業界

http://plaza.rakuten.co.jp/fantag/diary/200806230000/
島国大和さんの掲示板で知りました
粗製濫造のおかげかハイクオリティの作品に人気が集中したため、優秀な人材の奪い合いで海外に投げれない原画マンの単価があがったようです。
アニメ産業に関わっている人には申し訳ないですが、個人的には今のアニメの本数は大杉だと思います。1/3以下にして予算を3倍にしてDVD単価を1/2ぐらいにしてもらいたい。
北米版の安さを知ってしまうと国産を買うのがばからしくなり、購入は既に「お布施」以外の何者でもありません。見るだけならレンタルでも十分ですし。
そしてアニメ作品の本数の多さはグッズの多さにもつながるのですが、ユーザー数が変わらない以上客の奪い合いになってしまい、損益分岐点のある商品では赤字も多々あります。
フィギュアなんかがいい例ですが、昔と違って今では商品数が多いので全然売れません。そして売れるのは一部の非常に高いクオリティの作品と原作に人気のある商品だけなので、何でもかんでもフィギュアにする…というのもそろそろ不可能になってきたんじゃ無いでしょうか。
上の人は売れない売れないと嘆くばかりでその原因が石油やドルや中国人の人件費や国内市場の冷え込みにあると思っているようですが
目の肥えたユーザーからしてみると、はっきり言って優秀な原型師の数が限られているのに商品数が多いので買うに値するクオリティの作品が減っている…わけで、開発費を浮かすために素人原型師を使ってそこそこの商品しか作れないのではどんなにがんばっても無駄です。
アニメで言えば原画、フィギュアで言えば原型。ここらへんの核となる部分に予算をかける意味が分からない、そしてその目利きが出来ない人間が上にいる以上、どうにもなりませんな。