妄想映画評論家

http://hakaiya.web.infoseek.co.jp/html/2008/20080824_1.html
http://hakaiya.web.infoseek.co.jp/html/2008/20080928_1.html
自分が見たことある映画に関していえばたしかにおかしいとわかる
それで飯食ってて、かつそれだけの仕事をこなして映画を見まくっているのにこの鑑賞力の無さは一体なんなんだろうか
もしかして「映画を愛してない?」
この曲解ぶりは、天然の才能として生暖かく見守るべきなのだろうが
評論家と違い限りある時間と資金の中でどの映画を見るべきかを雑誌などで判断している一般人にしてみれば果てしなく迷惑な存在である。
興味あるけど、この評論家が悪くいっているから見るのやめておこう…と思った映画はどれだけ有るか。普通ライターの名前なんていちいち気にしないからね。
もう既に映画ライターなんて職業は映画雑誌の没落を見てもわかる通り世間は必要としていないのかもしれない。
ここまで細分化されてくると、自分と趣味の波長の合うブログ主の感想のほうが、世間一般を相手に無難な感想しか書けないライターより何倍も参考になる訳で…
そもそも続編や原作映画の背景を理解もしていないで映画を語られてもねえ
逆に彼が大絶賛するお薦め映画とやらを見てみたい。

ポニョも公開後しばらくはかなり悪く言われていて見るつもり無かったけど、まあ宮崎アニメに自分が求めている物は「感動的なストーリー」ではなくて「劇場版ならではの妥協しない凄い映像」や「疾走感と浮遊感」な訳で(特撮映画と一緒)
なんだかんだといってもスペクタクルシーンが序盤にこようがクライマックスに有ろうが、あることが重要であって順番なんて些細なことなのかもしれない。まあ一番盛り上がったところでやるにこしたことはないのだけど。


それにしても面白かった映画を単に面白かったと言うだけでは商売にならず、無駄にあら探ししたり深く読み解こうとして曲解したりしなくちゃならない映画ライターも因果な商売だなあ。
自分の趣味でない映画を延々見せられるのは拷問だ(ビデ倫とか気が狂わないのかね? 賢者タイムに見るエロビデオほど退屈なものはこの世にそう無いと思うのだけど)
100円レンタルですら延々悩んでパッケージで内容を妄想するのが楽しいわけで
やっぱり1円でも身銭切ってみる物と只で与えられるだけの物では同じ作品でも抱く感想は違うのかもしれない
私の場合、劇場で見た映画の判断基準は、交通費や待ち時間、外食も含めて貴重な休日を費やす一本として楽しめたか否かが前提なので、テレビで見た映画とは全然違う評価になる訳です。
普通に見かける
ストーリー☆☆☆
アクション☆☆
…といった☆の付け方じゃなくて

定期圏外の劇場に脚を運ぶ400点
前売りもかわずに衝動的に見に行ってしまった、DVDが出るまで待てない1800点
待ち時間はマクドナルドでなくちょっと贅沢にモスバーガー900点
満足感に比例して外食が贅沢に2000点
多分DVDが出たらまた見ちゃうんだろうなあ3500点
気がついたら関連書籍や玩具を買っている10000点


とかな訳で、いい映画イコール財布のひもを緩ませてしまう作品…と言い換えられます。
なんで身銭を切ってない人の意見なんて価値基準がそもそも違う。

だってぽにょを普通に100点満点で評価すると60点ぐらいだけど
その日一日に費やした金額で言うと30000点超えてしまうし
カップルで見るのと家族と見るのでも評価対象は異なるので

一番自に近い環境と趣味の持ち主の評価以外はそもそも信用しないほうがいいのかもしれない
その昔…劇場版デビルマンを初デートで見に行ったカップルが破局した…という話がありまして。
これって本編の内容には一言も言及してないにもかかわらず、最も参考になる映画感想なんだよね。