web漫画雑感

ここらへんのweb漫画の記事や携帯電話用漫画の話を読んでちょっと思った事

たけくまメモ
WEBマンガの新展開補足
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/web-9b5a.html
たけくまメモ
WEBマンガの新展開
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/webhack-to-the-.html
たまごまごごはん
こんなところが面白い。携帯コミック持つ力と、見せ方のメリット
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20090218/1234885351#tb

画面のアニメーションが終了するまで読者サイドの一切の操作を拒絶する作りであって、これはかつて俺も、えんえん動画演出が続いてそれが終わるまで一切の操作を受け付けない大作RPGをプレイして、イライラが昂じて途中で投げ出した経験がありますので、こうした不満は理解できます。

やり込む時間があった学生時代なら延々と遊んでいられましたが、働きながらではゲームは1日1時間すらプレイできないのでついスキップしてしまいます。
アーマードコアの機体改造とかスパロボの強化とかし始めるとその日はゲームせずにセットアップだけ…そして実戦投入して調整するのはまた翌日…となるともうゲームする気がそがれます。
それでも遊びたいゲームがまだあるのが幸せですが。

WEBマンガという形式は一歩間違えるとマンガとアニメの「悪いところどり」になってしまう危険があると思っていました。

音楽、効果音、声の無いアニメって物足りなくなるし、吹き出しの「間」とアニメの「間」って別物だから、下手にごちゃ混ぜにすると凄く間の悪い作品になります。

インターフェースや仕様、その仕様の中で演出を考えるって言うのは漫画を描くのとはまた違った能力が求められる。どちらかというとアドベンチャーゲームを作るのに似ている。
漫画自体が面白くとも、その仕様がしっくり来ないと作品は台無しになってしまう
逆にインターフェースが作品にマッチしていると相乗効果で面白い作品が産まれる
…のだが、その試行錯誤がまた大変な訳で、
osやブラウザの対応、ページ送りや戻りに間違いが無いか、その検証まで行わなくてはならないわけで、そういった労力に費やす時間があったら1ページでも多く描きたい、という気分になります。
音も鳴らせるし、アニメーションも出来るし、クリックしたらいろいろなアクションを行わせることもできるし…と欲張ればきりがない訳で、そこでどこまでシンプルにするか…出来る事と切り捨てる所を明確にしないとつい欲張ってドツボにはまります
ここらへんは別の専門家に丸投げするほうが良いのかもしれませんが、それだと
漫画の醍醐味であるとこの一人で制作を完結できる…という部分が失われてしまうので難しいところです
はじめから携帯やWEB配信前提ならコマの絵とフキダシを別レイヤーで描くとかも出来るのですが、やってみるとそれだけの事でもかなりめんどくさいです。
今後はデジタル処理専門のアシスタントも増えてくるのかな?
なんかデジタルで漫画描けるようになって便利な気もしますが、別のスキルが必要になってきて手間が増えた気もしないではないです。
トーンが高かった頃はデジタルトーンって最終的には安上がりだな…と思ってましたが


関係ないですけど
女の子の描かれたコマのオッパイをクリックするとプルルンって揺れるんだよ!
とかプログラマ−に相談するのとかどうかと思う訳で…
flashの本っていっぱいあるけどエロフラッシュ特化の本とか出してほしいですね