少年キャプテンの残滓というか

年末年始で空いた時間に漫画の全巻一気読みとかしてる訳ですが

ラブやん…ダメ人間の馬鹿な生活を見ていると元気が出てくる…しかし25歳の無職ニートで始まった作品は無情にも30歳になってしまった訳でコレがリアルに恐ろしい。上京アフロ田中だって彼女が出来たのに…ねえ
あとなにげに眼鏡っ子描かせたらやっぱいい


野蛮の園…眼鏡本家? やっぱりダメ人間
こちらもしっかり年を重ね卒業して大人になっている。西川作品で3巻って長編に感じるから不思議。
でもいろんな作品にこそこそとゲスト出演するキャラがいるから作品として終了した気があまりしない。


オムライス…星里もちるって一貫して他人同士が一軒家で家族として暮らしていくラブコメ描いていて、カップル同士がくっついてハッピーエンドでなくて家族全員と向き合って全員が収まるべきところに収まっていく展開が凄くいい。


ここでふと気がつくと、全員少年キャプテンの作家だったよな〜と
全員ニッチながら凄く個性があって好きな作家なんだけど…そんな作品ばかりが寄り集まってたキャプテンは…まあその…
マニアックすぎて商業としてはつらいよね…と


今は嘘喰いハチワンダイバー一気読み中
途中からヤンジャンで連載読んでたんだけど出だしがわからなかったのでいまいち登場人物や目的がはっきりしなかったのですっきりした。嘘喰いは文章多くて描き込みも半端じゃないから読むのに凄く時間がかかるがソレが苦にならない位濃密なストーリーでたまりません。賭け事勝負なのに暴力アリアリなのでアクションシーンで場がだれない。
ハチワンダイバーは大コマが多くて勢いがよく、将棋があまりわからなくても内容とリアクションで楽しめる。単行本読むスピードが噓喰いの半分以下です。将棋の盤面をじっくり見ているとより楽しめるし時間もかかるかも知れないけどそこらへんをすっ飛ばして、詰んでるね…という所だけ見て納得してるから読むのが早い。ヒカルの碁なんて未だに何やってるかわかってないし、それでも楽しめるのが漫画の凄い所です。
やはり勝負漫画は顔芸が命だよな〜とつくづく思いました。