悪魔城ドラキュラのオープニングムービーに見る3Dトゥーンシェイディングによる2D的表現

http://www.kamikazedouga.co.jp/dou/making_vamp/vamp_making.html
via駄文にゅうす

どんなにセルアニメ的な動きを作っても、やはり3Dであることは分かってしまいます。3Dで作った動きはフレームレートが一定であるため、遅い動きのときにヌルヌルした感じが出てしまうので、セルアニメのコマ打ちの様に、Aftereffectsのタイムリマップを使って動きにメリハリをつけます。
 通常の動きは2コマ打ち、速いときはフルフレーム、遅いときやタメを入れたいときは3コマ打ち、と1カットの中でも動きのスピードによって変化を加えます。何度も再生しながら、少しでも違和感を減らして行きます。

3Dアニメでヌルっとした表現のときは、そのままレンダリングしてタイミングを調整してないことがよくある
意識してみないとあまり気がつかないが、こうして比較映像を見せられるとタイミングがどれだけ重要か判る
あとレンダリングしたあとポリゴンで作られた陰を描き直すとか、なにげに3Dだからモデリングしてしまえばあとは楽じゃん…なんてことはなく、セルアニメとは別の手間がいろいろかかっているようです
やはり2Dで培った技術が無いまま3Dで作ると、日本アニメ特有のメリハリの在る映像は出来ないのだろう
そこらへん判らずメカをポリゴンで表現するアニメを見ると悲しくなる
わざと広角で撮影してあり得ないような遠近感をつけたりといった工夫をこらせば、いずれ金田パースも3Dで表現できるようになるのだろうか?