フィアット その3

hachimara22010-01-05

メカを描くのは対象への愛着と形状把握(あと、出来れば実物の模型)でがんばれるのだけど
ソレはつまり移動に追随して背景を描く必要がある訳でコレが実は相当につらい
スライドやリピートだけで済まそうとすると構図が自ずと限定されてくる


90年代のOVAとか見ると未だ3DCG使ってる箇所は限定されており、気が狂ったような手描きの背景動画のあるシーンがよく有るのですが…一枚描くのだって手間のかかる背景を動かし、かつアングルが刻々と変化するなんて…よく死人が出なかった物だと感動します
アクション映画で撮影中に重傷者や死人が出た…と聞くと不謹慎ながらそんな危険なシーンを生身でやったスタントを是非みたいと思ってしまう訳で、同じように手間のかかったシーンというのは見ていてありがたみが違います
なんか宗教じみてますが、画面に向かってありがたや〜 ありがたや〜と拝むというか
ストリップ劇場で観音様をありがたがる気分でしょうか
年齢低くて清純そうなほどレア度が高い訳でして…同じ観音でもありがたみが違います




で、直線や厳密なパースをとる必要ない自然物はまだいいのですが市街地や舗装道路の背景動画は技術的に未だ無理なので
簡単な形状から練習しないとな…と
でもそんな手間をほとんどかけなくても迫力あるシーンを作れてたカリ城はやっぱ神だよな…と